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探偵の権限 その29

日本においては、弁護士のような国家資格でも警備業のような届出制のある職業でもありません。 しかし、2007年6月から国会で届出制の法案成立及び公布され、相撲の力士が傷害罪に問われないことと同様に、正当業務行為(刑法35条) <法令又は正当な業務による行為は、罰しない。> が適用され、報道職と合わせ、合法的に尾行調査をできる日本で唯一の民間人(法人)となっています。 だが、当然に民間人の持ちうる権利の範囲内で業務を行わなければならず、当然のことながら拳銃など武器の携帯も認められていません。
雇用調査(採用調査など)。この調査は、採用をする側(企業・雇用主)が採用される側(被雇用者)に対して参考となる調査をいいます。以前は、「学生運動」「思想関係のチェック」「応募書類の確認」などを名目にして、この種の調査を行っていた企業がありました。
現在では、この種の調査は差別に?がる恐れがあるため自粛している企業が多いようです。しかし、企業にとってみれば自らを護り、発展し、経済活動を続けていく為に「産業スパイの排除」「社員による機密漏洩の防止」「非友好的団体からの侵入者の防止」「採用後の適材適所の配置」などの参考資料として、必要な調査を実施しています。
日本では探偵業についての法的な位置付けが不明確であり、業務に際して事件を起こしたり、依頼者との間でトラブルが発生することが多いようです。このため、探偵業務を「依頼を受けて、所在や行動の情報を収集することを目的とし、聞き込みや尾行、張り込みなどの方法で調査し報告する業務」と定義した上で、都道府県公安委員会への届け出を義務づける「探偵業の業務の適正化に関する法律」が提出、2006年6月2日に参議院で全会一致で可決されました。公布後一年以内に施行される。
成功報酬制を取り入れている探偵社の全てがキャンセル料や強引な調査費用を請求することはないと思いますが、実際に悪徳探偵社で見かける悪質な手法がはびこっているため、本当に調査精度に自信のある良質の成功報酬制を掲げる探偵社も悪いイメージを持たれてしまいがちなことは否めません。成功報酬とはそもそも、難易度の高い調査案件に対するボーナスみたいなイメージであるべきで、通常の調査料金と合わせて設定されるべきものでしょう。依頼者は、成功報酬=失敗したら全てタダ、ではないのだという意識を持つことが大事です。


最近では、多くの探偵社が「完全成功報酬」を名乗り(それ自体は悪くない)、あれこれ理由をつけて結局は「完全成功報酬」ではない料金体系で高額な契約をさせるなどトラブルを聞く事が多くなってきています。もちろん、本当に「完全成功報酬」でやっているところもあるようですが、いつのまにか最初の趣旨だった「お客様のため」という点がすっぽり抜け落ち、ただの客寄せとして「完全成功報酬」が利用されているのを見ると、腹立たしい気持ちでいっぱいになります。
インターネット上にある探偵社のWEBページでよく見かける手法で、単なる格安料金の表示よりも際立ってインパクトがあるのが特徴です。
皆さんは「成功報酬」という言葉にどんな印象を受けるでしょうか?「調査が失敗したら払わなくて良い」多分、大部分の方がこう思うに違いありません。一般にこうした成功報酬を謳う探偵社と依頼者の間で何が「成功」で何が「失敗」かでトラブルになることになります。
例えば浮気調査としての尾行であれば、尾行には”成功”したけれど、浮気の証拠は発見できず(一定期間内だけの調査なので、浮気の事実があっても期間中に証拠が発見できないかもしれない)に”失敗?”することだってあります。
東京商工リサーチと称する企業信用調査機関も帝国データバンク同様に再三マスコミに取り上げられています。世界的歴史の観点では、イギリスが始まりだと言われています。19世紀中頃から商業、産業が発展。この為、開花した都市への人口が急速に進み、人々の生活範囲がいままで以上に広がった結果、個人の能力だけでの情報収集が難しくなり、そこで探偵調査会社が出現してきたのです。社会が商業、産業活動の発展で取引の量的拡大が起きると、何らの共通基盤を持たない外部者が、取引相手として普通になってきます。それらの者に関する情報の収集が必要となってきたのです。つまり主に、取引の相手企業の信用情況、資産情況または個人的情報を収集して取引の判断材料とするようになったのです。アメリカにおける探偵調査業の歴史は19世紀の終りごろと言われています。
探偵業界というのはいいところが少ないように思われてしまうかもしれません。しかし、依頼人のために地道で誠実な調査・工作を行う業者、少なからず存在します。そんな業者が、未来の扉を開くのかもしれません。昔に比べて依頼人の希望は多様化しています。工作という分野は、探偵社が手がけるものではありませんでした。しかし、今後さらにニーズが増大し、内容も多岐に及んでいくでしょう。それらの内容に対応できる実力、センスが今後の探偵社には必要とされる要素になることは間違いありません。


探偵はいつ頃、なぜ始まったのでしょうか?“探偵の必要性”を考えつつ探偵調査業の歴史を追ってみます。
有史以来、戦いあるところに於いて、敵の情勢を探る要員の存在は認められています。そういった者を探偵と考えるならば、探偵の歴史は戦いの歴史と同じ古代起源まで遡れるでしょう。
身体に危険が及ぶ可能性のある事件等の調査については、いわゆる丸腰状態で臨まなければなりません。推理小説では多くの探偵が殺人事件や凶悪事件の調査を行っていますが、現実には素行・浮気調査や人探し調査、企業からの調査依頼が主です。ストーカー対策のように、法的措置が必要となる案件の場合には、警察等と連携して対策を進めることもあります。また、小説・ドラマなどでは警察、国税局などの捜査・調査機関と合同で犯罪捜査をするような描写が多く見られますが、日本においては極めて稀なことといえます。
行政機関は法令に基づいて組織的な捜査・調査をすることとなっており、法的権限を持たない探偵が「探偵として」事件捜査に公的に参加・協力することは法的に想定されておらず、またそのような要請がなされることも少ないからです。例外として、警察署には、捜査協力費という予算が割り当てられており、一部当局の諜報活動のため有能な「探偵」に支払われているケースもあるようです。端的に言えば犯罪捜査や事件処理に関しては何も出来ないという一般人とあまり変わりがありません。
探偵業界は、なんでもありの世界になりつつあるのではないかと思えてしまいます。中には、真面目にやっている業者さんも多数あると思いますが、どうにも、そうでない探偵社の方が最近、目についてしょうがありません。このままでは、本当に、探偵業界はどうしようもなく悪いイメージで汚されていくばかりであり、それが、探偵業界全体の首を絞めていく事になるだろう。安直な劣化コピーだけが売りの探偵社には、自身が行っている行為が、お客様や業界全体だけでなく、自社にとっても「長期的利益」に繋がるのかどうか?を考えてもらいたいと思います。


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